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《ネタバレ》 いやもうこの映画はたまげました!もともとゲイリー・オールドマンとウィノナ・ライダーが出てるのを見てレンタルした映画なんですが、まさかそこからフランシス・フォード・コッポラ監督やらアンソニー・ホプキンスやらキアヌ・リーブスやら、さらにはモニカ・ベルッチまで出てくるとは夢にも思わず、それぞれのキャストが出てくるたびに、「うおー!また出たー!!」とか興奮しながら観てました。ありえないっすよね。ホプキンスはなんとヴァン・ヘルシング役だし。なんちゅう豪華キャスト。キャストだけなら充分『オーシャンズ11』並み。
それだけでも充分楽しめる映画だったんですが、話の内容もとても興味深いものでした。観ながらオレは本来悪であるドラキュラ(=ゲイリー・オールドマン)のほうに強く共感してしまいました。もしこのドラキュラが人間の血を吸わないと生きていけないようなモンスターじゃなければと思うと、これはとても素敵な純愛物語じゃないのかと思えてきました。ただそれがドラキュラと言うモンスターであったが故にあきらめなければならないというのがとても悲しく、寂しい話でした。ラストで自分の好きな相手をドラキュラに変えてしまうことを拒んだ彼は、人間以上に人間的でした。ただただかっこよかったです。ここまでドラマティックな映画は最近でもあまり観ていない気がします。それをこのような比較的古い映画でも見せてくれるとは。古い映画だからこそかもしれませんけど。 意外なキャストを見つけたり、今でも色あせないような感動を与えてくれるし、やっぱ新しい映画だけじゃなくて古い映画とかもこれからどんどん観ていきたいですね。この映画を観て素直にそう思いました。 【TANTO】さん 9点(2005-02-21 12:03:55)
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