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《ネタバレ》 歌詞を噛みしめながら曲を聴くのが好きです。とりわけこの映画の歌はなんだか歌詞に心を奪われてしまいました。観賞後Amazon musicで検索したら登録されていて、喜び2倍!
ハルレオの最後のツアーとして日本全国を回るのですが、色んなところで色んなドラマを観ながら歌う、「誰にだって訳がある」はストレートに刺さりました。みんな何かしらあんだろうけど私たちもそれでもギター弾いてんだよ、歌を歌ってんだよということをあんな風にライブで聴けたら嬉しいですね。聴きながら、その歌声がとても心地よいけど、彼女らと自分を重ね合わせて考えさせられる、良い歌でした。 「たちまち嵐」も気に入りました。解散したはずのハルレオが「とりあえず」メシに行くために乗った車の中で、レオがゆっくりと口ずさみ始めたこの歌。〜 きっとこの先も 嵐は 必ず 来るがきっと大丈夫さ 〜 この歌詞から想像するとやっぱりハルレオ続投を決めたのだろうか。個人的には続けることになっていて欲しいと思いますが、このメンツだとなかなか難しいかもしれませんね。 ハル→レオ、レオ→シマ、シマ→ハルという三角関係も、三人組のユニットでこの関係性って、もうわざととしか(笑)好きな人が自分ではない誰かを見ていて、それを終始自分が見てないといけないってどういう気持ちなんだろうか。恋敵と自分を比べてしまったり、誰かにそれを比べられたり、好きな相手が恋敵のために自分に優しくしてくれることに耐えられなかったり、気持ちが揺さぶられすぎて自分ならもう耐えられないかもしれない。誰かが幸せになれば誰かが幸せになれないこの構図が、見ていて苦しかった。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-08-22 21:06:28)
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