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《ネタバレ》 別の蜷川映画、『人間失格』が良かったので今回違う蜷川フィルムに手を出してみました。が、、、結論から言うと失敗でした。『人間失格』は実在の人物を扱って、おぼつかなくもディープなヒューマンドラマに蜷川テイストが濃厚に色をつけて強い印象を残した作品でした。しかしこの『DINER』はと言うと、色味ばかり濃くて中身が薄っぺらい作品としか感じませんでした。『キルビル』✖️『マトリックス』✖️蜷川テイスト=着色剤まみれの和菓子のよう。ぶっちゃけ全然面白くありませんでした。ワクワクもドキドキもなく、ジーンとも来ず、ただただ終わっていった。
一応原作の方も読んではあったんですが、そちらもあまり印象残っていません。『軽いなー』と思ったのはなんとなく覚えています。 唯一楽しめたのはかなこ(=玉城ティナさん)の序盤のひとり語りのシーンかな。「自分が周りを信じないと周りから自分を信じてもらえなくなり、遂には自分で自分を信じられなくなる」とかいくつか聞かせるひとり語りがあり、そこは純粋に楽しめましたが。 こんなん見ちゃうとせっかく『人間失格』で縮んだと思っていた。また蜷川離れしてしまいそうだ。蜷川さんは合わせる作品次第だな…。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 4点(2021-04-17 07:22:25)
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