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《ネタバレ》 自分には摂食障害になった経験なんてないので、気持ちがわかる、とかそういう類のことは一切言えません。ただ、どうにもコントロールできない自分自身を理解?というかとにかく受け入れてくれて、解放してくれたのは紛れもなくマキさんなんでしょうね。マキさん、言ってることは支離滅裂だしとにかくテンションが高くて受け止めるのも大変な感じの人なんだが、話し方がすごく良かった。多分個人的にああいう話し方の人が好きなだけなんだろうな。言ってる内容は滅茶苦茶なのに、何故だか心の内側に沁みて入ってくる、そんな喋り方でした。
ほとんどBGMもなく、主人公さとこがだんだんと摂食障害に陥っていく過程をひたすらゆっっっ、、、、、くりと描いていきます。おそらく最初は自分でも変だな、おかしいなくらいのレベルだったものがじっくりとしかし着実に体と心を蝕んでいきます。私は知りませんでしたが、この映画みたいに過食&拒食の複合パターンみたいなのもあるんですね。食欲あるのに吐いてしまうって、すごいな。そんなのが両立することに驚いた。家族の無理解を嘆く描写がありましたが、家族は家族でただただ心配してるだけで、わからないから本人に聞くしかなくて、何だかこの歳になってそっち側の立場でものを見ることが多くなってきたように思う。歳かな(笑) 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-07-17 19:40:55)
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