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《ネタバレ》 体にジーンとくる映画でした。人と人との出会いって本当にかけがえがなくて、あとで思うとあり得ないくらい幸福な出会いってあるよなぁと思わせる映画。もちろん出会いなんて人それぞれで、幸せな出会いがあればその逆もあるだろうし、この映画のように幸せな出会いがただ幸せのみの平坦なものではなく、その途中にあり得ないほどの谷底や壁がある時もあるでしょう。映画なので出来すぎた展開と言えばそれまでですが、それでも私はこの映画が好きだと言いたいです。
出来過ぎというか、一言だけ、いやそれはさすがに、と言いたくなったのは、明香里が男性に無警戒過ぎること。職場の上司に付きまとわれるような女性が、元々駐車場で働いていた年配の男性と2人でテレビを見たり、ちょっと仲良くなった「おじさん」を部屋まで呼んだりってちょっとあり得ない。明るい良い子だなとは思うが、家族や付き合ってる男性はこんな奔放な女の子、気が気じゃないだろうな(苦笑) ラスト、明香里は声と触覚でしか塁を知らず、塁は声で明香里に伝えられず、すくは自分の鼻でわかることを2人に伝えられず。当たり前のことだけど、目で見、耳で聞き、声を出し、直接触れたりにおいをかいだり、そういったコミュニケーションを取ることで人は人を知れるんだなと思いました(犬もいますが)。zoomなどでももちろん実際のコミュニケーションよりは難しく感じますし、LINEとかの文字だけのコミュニケーションなら尚更ですよね。改めて実感させられた気がしました。 シーガラスのくだり、とても好きです。 「ガラスもここまで削れたら誰も傷つけない。傷ついたことがある人は優しくなれる」 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 9点(2022-04-15 23:03:21)
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