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《ネタバレ》 ウィノナ・ライダーが出てるのにはびっくりした。しかもほんのちょい役(笑)。キャストと言えばエレーン役のキャサリン・キーナーがいたのもびっくり。なんか「マルコヴィッチの穴」の時と比べてだいぶと老けた気がするが。
さてこの映画、オレはけっこう楽しませてもらいました。というよりとても興味深かったですね。コメディだからと馬鹿に出来ない内容でした。そういうのも、ああいうことがこれから実際起こりえる可能性が十分あると思うからです。もしあんな技術が本当に実現してしまえばどうなるでしょうか?ここのレビュー上で他の人も言ってる事ですが、今の世の中入ってくる情報なんてほとんどがTVやコンピュータといったモニター越しのものです。そんな中でこの映画のような技術が使われたとしたらと思うと恐ろしくもあります。劇中ではこの技術は完璧な女優を作り出すことに使われていますが、ではこれを政治に応用してみればどうなるでしょうか?陳腐なアイディアですが、本物のアメリカ大統領を殺して自分がコンピュータ上の大統領に好きなことを言わせる、なんてことも可能になります。ついこないだのフセイン大統領の会見などもこの技術があれば好きなように脚色可能です。そして今、世界はこの技術の所まであと一歩のところまで来てるのではないでしょうか?誰でもご存知のように、近年いわゆるCGの技術はめざましい進歩を遂げています。今にCGと本物の人間の違いもわからなくなるかもしれません。そんな時にモニター越しに情報を受け取る人たちはどうやってそれらを区別するんでしょうか?現在のようなコンピュータ依存の世界では誰も区別できないでしょう。 【TANTO】さん 8点(2004-07-13 01:21:56)
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