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《ネタバレ》 こういう映画って脇役の何気ないセリフがすごいいいんです。
この映画ではパッチ(=ロビン・ウィリアムズ)が病室で騒いでるのに気づいたナースの一人が「あの病室、ちょっと見てきたほうがいいでしょうか?」って婦長らしき人に尋ねた時に婦長が「なんでもないわ」って言ってパッチのやってることを温かく見守ってくれるシーンで、この婦長役の人にすごく感動しました。あまり大勢の人が感動するシーンではないんだろうけど、ああいう密かな理解者の存在がいてくれるのを見ると、「ああ、いいなあ」って思えるんです。 ただ唯一気に入らなかったのは授業中に友人のトゥルーマンにやたらと話し掛けたりしてた事ですかね。確かに作中でパッチが言ったように大事なのは人同士の密接な関係と癒し癒されるという相互に影響されるという事も大事なのでしょう。しかし、授業中に教授の話を真剣に聞いてる人もいる中でぺちゃくちゃとしゃべられるのは不愉快であり、その辺の礼儀はわきまえないといけないのではないだろうか。 あと個人的には、パッチが自分の意見が一様に正しいみたいに語っていたのもなんだか・・・。だって医者だろうとなんだろうと色々な人間がいてあたりまえの中で「みんなユーモアを持て」というのは少し納得いかない。オレならパッチみたいな人間しかいない病院にはむしろ行きたくない。静かに過ごしたい患者さんも当然いるだろう。オレもそんな人間の一人だ。 そういうわけで彼の医療活動には少々同意し難い点も多々ある。が、それは彼の医療的振る舞い、態度に関する批判であり、彼の医療に対する精神には感動できる。 現行の医療制度には適応できない、言い換えればそこには収まりきらない多くの患者達を無償で受け入れるという行為はなかなかできないだろう。オレは、この部分がいわゆる「実話」だったことをとても高く評価したいと思う。 ストーリーだけならまずまずということで6点にしようかと思っていたが上記の理由から1点プラスの7点にしたい。 【TANTO】さん 7点(2004-08-06 03:54:43)
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