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《ネタバレ》 余談ですが、私は王様のブランチのリリコさんの評価をかなり信じています。彼女は、自分のおすすめの映画だと、涙を浮かべて紹介するからです。世に言われる大作以外でも、彼女が涙をうかべながら薦める映画は、わたしにとってハズレがないからです。
この映画は、数ヶ月前に、彼女が「本当にいい」とすすめていたものでしたが、一部でしか公開されず、DVDになるのを待っていました。都会しか知らない少年サンウと、バス停までもいっぱい歩くところに住んでいる、腰の曲がった、字が読めない、口もきけないおばあちゃんとのお話。娘と一緒に見ていて、サンウの態度に「悪い子だね。見ていてどう思う?」なんて話していましたが、だんだんサンウの態度にも変化が見えました。街に行った時「電池あります」の文字を見ても何も言わなかった、紙に包まれたゲームボーイ?の下にしわくちゃのお札が入っているのを見てぽろぽろと涙を流すサンウの姿に私も涙が止まりませんでした。別れの前の晩、手紙の書き方を教えるサンウ、一生懸命やってみる、でもできないおばあちゃんの後姿にも泣けました~。(「僕カノ」のクサナギ君とりんちゃんもこういうシーンがありましたよね。)あのクレヨンで描いた絵葉書も大泣きでした。DVDの特典映像で、サンウ役の男の子が「一人で暮らしてて、死んじゃったら困る、とても心配だ」って言ってるの~。この特典映像の「メイキング」が本編以上に泣けるので、劇場で観た方もぜひ、ご覧になるといいと思います。最後に「すべてのおばあちゃんへ」と書いてあったので、これから実家の母に見せて来ようと思います。 【むぎむぎ♪】さん 8点(2004-04-06 15:58:59)(良:1票)
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