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《ネタバレ》 これは別に完全版を出すほどのものじゃなかったですね。リュック・ベッソンは「ニキータ」から一貫して男の子のような女の子が好きなようですな。最初はストイックなレオンがカッコイイと思ったけど、観ていくうちにちょっとキャラを作りすぎ、やりすぎとちゃうんかい?と思ってしまった。当初アンディ・ガルシアを念頭において書かれたらしい。ナタリーも仕方ないことだけど演技が自然じゃなく少々わざとらしさが気になった。もっと上手い子役はゴマンといただろうからやはりベッソンはアンヌ・パリローの面影をナタリーに見たんだろうな。「ニキータ」の時にもジャン・ユーグ・アングラードが登場する後半がつまらなくなった。これもレオンとマチルダがアパートを移り、打ち解けていくあたりからつまらなくなった。あともう少しで明るく日が照る外へ、というところで力尽きてしまうレオン。人間らしくあろうとしたことが逆に命を縮めてしまったというのは皮肉でした。しかしゲイリー・オールドマンの悪役振りはあっぱれです。天井仰いでクスリを飲み込むしぐさは演技には見えなかったです。はい、レオンの分身ともいえるあの観葉植物を露地植えにしてはいけません。根が張るどころか葉が落ち一週間で枯れるでしょう。コニファーなら立派な大木となったでしょう。
【envy】さん 7点(2003-12-01 11:14:18)
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