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《ネタバレ》 最近、なぜか若いころのイーサン・ホークを立て続けに観てます。
本作は苦手なSFなので未見でした。 SFとはいってもハリウッド的な派手さはないし、スピード感も無くゆったりしてる。 スタイリッシュなスーツ姿にロボットみたいなガタカの社員たち、無機質でなんだか「2001年宇宙の旅」とか キューブリックを思い出すような。「月に囚われた男」にも似た雰囲気に感じました。 これはヒューマンドラマですねぇ、いちばん人間臭かったのはリアルジェローム、最高の遺伝子であることが彼を苦しめてるんですよ、金ではなく銀だった、死のうとしたけど死にきれなかった。え?自殺の可能性は0の遺伝子なんじゃなかったの?? 遠泳で兄は弟を超える。優秀なはずの上司はあそこまでしてロケット打ち上げようとするし。 感情や精神性、人間性は遺伝子操作の及ぶ域じゃないってことですかね。 ジュード・ロウもロボットぽくてハマリ役だったと思います、でもあの最期は悲しすぎる。 もともとミステリアスなウマ・サーマンはこの雰囲気にピッタリです、ゲイリー・オールドマンと離婚してこの共演をきっかけにイーサン・ホークと再婚したわけだけど、映画の中ではそういう関係になるのは必要だとは感じなかったです。 そしてみんなスーツのままロケットに乗り込み無表情のまま宇宙へ飛び立っていきました・・・ なんかあのまま帰ってこないような気がする。 すごく面白い映画じゃないけど、途中でいやになるわけでもない私には不思議な魅力のある映画でした。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-11-03 15:29:04)
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