ジャッキー・ブラウン の 夢の中 さんのクチコミ・感想

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ジャッキー・ブラウン の 夢の中 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジャッキー・ブラウン
製作国
上映時間154分
劇場公開日 1998-04-25
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
…長いよ。金銭強奪のカラクリはサミュの死という不確かなものに因っている。気も効いていない。まあ、それでもいい。QTに整合性を求めて観ているわけではないから。原作に忠実ってことで。では何を求めて観たのか?今回のQTの失敗(そう呼んでもさしつかえないでしょ?)のおかげで私がQTに求めているものがよくわかった。「レザボア」も「パルプ」も観ている最中に映画に酔わせてくれた。ムチャクチャ場数を踏んだ人に口説かれている時の様な、酔いしれながらも、上手いな!って感心していくような気分の良さ。今回はソレがない。いつものQTの登場人物がする無駄話は本当に気分良い。だれもが、「お、コイツ、バカじゃない!」って思わせるものばかり。立場とか人種とか権威とか、そんなもの無関係に、聞き手は語り手の存在感を認める。そんな奴が大勢いて会話を交えるのだから最高だ!話の内容はおバカなんだけれどね。いや、だからこそ贅沢なのかな?だって誰ならあのオバカ会話の中に入れる?連中が銀行家でブランドのスーツを着て高級レストランで同じ会話をしたのならば、私は黙ってエスカルゴを口に運ぶ。でも街のカフェで3ドル位のハンバーガーを頬張りながら、バカには出来ないバカな話を夢中になりながらされると、私はワクワクしながらBLTサンドを口に運ぶ。QTはIQ150なりのバカでマヌケな日常と口論を提供してくれる。私達にはそれは実にクールで心地よいものに感じる。「ジャッキーブラウン」は主人公からしてその魅力に欠けていた。サミュエル・ジャクソンが唯一期待をさせた。でもブリジットが彼の存在感をひたすらに下げた。デニーロも無駄使いだった。思うに、QTの嗜好性と表現力は今回かみ合っていなかった。彼自身面白いと思っているものと、私が彼の作品を面白いと思う要素はズレているのかもしれない。彼にとって、お楽しみ要素の2次的な部分が、我々にキンキンクールに響いているのかもしれない。
夢の中さん 4点(2003-11-23 22:47:02)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2008-04-13フライトプラン4レビュー5.02点
2008-01-17パンズ・ラビリンス8レビュー6.95点
2007-01-15プラダを着た悪魔8レビュー6.68点
2005-10-17ロスト・イン・トランスレーション9レビュー5.79点
2005-10-04Mr.&Mrs. スミス7レビュー5.99点
2005-09-18ニュー・シネマ・パラダイス8レビュー8.38点
2005-09-16チャーリーとチョコレート工場9レビュー6.50点
2004-07-31下妻物語8レビュー7.33点
2004-07-31コール3レビュー4.86点
2004-07-31リベリオン9レビュー6.40点
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