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どなたかのハンドルネームに釣られて、クリスマスなので数年ぶりに再見(笑)初心忘るるべからずとはよく言ったもので、この作品で「うっかり巻き込まれ型」のコミカルなヒーロー像を作り上げたブルース・ウィリス&ジョン・マクティアナンの技量には頷かされるものがある。個人的に、無敵のスーパーヒーローが続出した80年代ハリウッド映画の中では唯一受け入れることのできた作品。これはもちろん、大したヤツではないはずなのに、奥さんのために火事場の馬鹿力で頑張り抜いた凡人ヒーローに対する親近感のみに支えられるものである。90年代以降の火薬大爆発系に比べると地味に感じられるのはやむを得ないが、地道なアクションでつなぎつつ後半のクライマックスに向けて徐々に盛り上げて行く展開に工夫が感じられて良い。美人すぎず、ほどよく魅力的な奥さんとか、無線連絡でマクレーンを支える警官役のレジナルド・ベルジョンソンなど、キャラクター配置の上手さもこの映画の魅力の一つである。しかし久しぶりに見るとやっぱり最近のブルース・ウィリスって人相が悪くなりましたね。この頃はまだ初々しさがあって良かったです。 【補足】上の方も書かれてますが私もこれ初めて見た時「うわーハードボイルドだ」と思いました。辛いし、みっともないし、情けないのに否応なしに頑張らざるを得ないのがハードボイルドの真髄だと思います。
【anemone】さん 9点(2003-12-25 00:52:58)
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