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《ネタバレ》 この作品は多くの問題を孕んでいる。
単なる核ジャックのパニックMovieではないと見た。 最初に見た時はいつものハリウッドActionだと思った。 フツーだったら1回見て記憶から消え去る様な作品。 だけど何故かあのボスニア人の悲哀に歪んだ顔が浮び上がり 何故かケリー博士とデヴォー中佐の真摯な顔が走馬灯の様に甦る。 何ゆえ戦争(紛争)が起こるのか? 何ゆえテロが起こるのか? 世界の中のマイノリティな人種であるが故の悲哀。 世界の欺瞞が一点に集中。 そんな世界的なイジメが只一点に集中した時、 沸点を越えて一人の人間をモンスターに変えるのだ。 【Peacemaker】と題された傲慢とも取れる原題が 劇中のデューサンの声明に【Peace Keeper(平和を気取る偽善者)】として レトリックを用いて欧米諸国と先進国を皮肉っている点が興味深い。 またアメリカに移動中のデューサンが機内から見下ろした先に まだ勇壮な姿でそびえ立つ【Twintower】が狙っているのではないにしろ その後を暗示するかの様で今にして不気味だ。 【sting★IGGY】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-02-28 12:27:31)(良:1票)
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