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日本映画としては相当な資金が投入されたはずの大作。しかし、実際にはロケ費用とセット代でほとんど使い果たしてしまったとしか思えない動きのなさ。これなら舞台劇にしたほうがよかったのではないか? 原作は未読だが、そもそも脚本がなっていない。彼らはどこに向かっていくのか? 本作の中で何を成し遂げようとしていたのか? これが定かではないので、観ているのが辛い作品になってしまった。飯田譲治は元々ストーリー・テリングが巧みなタイプではないが、それでもここまで山も谷もないのはひどい。脚色にあたったNAKA雅MURAや斉藤ひろしは何をしたのだろう? 役者陣は根津甚八以外は語るレベルにも達していない。妻夫木聡はもう少しましだと思っていたが、基本ができていないことが露呈した。山田孝之もいじめられっこぶりはまずまずだが狂気が足りない。藤木直人に至ってはもう中途半端としか言いようがない。三上博史のような役者はもう育っていないのだろうか? そして、SAYAKAは……お母さん譲りのぶりっこぶりが可愛かったですね……ハァ……。
【恭人】さん 0点(2004-05-05 16:06:07)
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