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《ネタバレ》 湯川、石神が天才というより、原作の東野圭吾の鬼才ぶりが強調される作品。最後の展開は「エッそうなの!」と単純に驚きました。それと気になるのが最後に石神が嗚咽するシーンでの解釈。概ね次の3つに分かれると思いますが、①見返りどころか自己犠牲をはらってまで花岡親子の幸せを願っていたのに、それが土壇場でかなわなかった悲しみ。②花岡靖子が一緒に罪を償うと言ってくれた喜び。③完璧な筋書きが崩されたことによる無念さ。 私は①のパターンだと思っていましたが、いろんな人のレビューを見ると②③が意外と多いのに気づきました。原作を読むと限りなく①と思われますし、献身という言葉からも一番しっくりきます。たしかに映画では①②③どの解釈にもとれますが、監督の意図が気になるところですね。個人的には愛の深さが強調される①がいいと思います。
【 バース】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-07-03 13:55:18)
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