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《ネタバレ》 原作未読です。
もし、この映画が毒にも薬にもならない映画だったならば 「絶対松たか子は最後に『なーんてね』と言うだろうな」 と思いながら見たと思います。 が、この映画は毒にも薬にもなる強烈な映画だったので、 そんなことを思うことも忘れ最後まで見てしまい、 あまつさえ松嶋奈々子の『なーんてね』に不快感すら感じてしまいました。 つまりは、完全にこの映画にのめり込んでしまった訳です。 (ほんとに最後に『なーんてね』と言うのかどうか、鑑賞後にわざわざ本屋で 原作の最後のページを確認してしまいました) ここまでのめりこむことは最近の映画では稀だったので、 とても有意義な106分でした。 また、ここまで自由でしかも計算された構成を 構築できる才能は素直にすごいと思います。 【めっく】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-07-21 00:25:01)
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