| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 家族や友人など描写が丁寧で、登場人物に共感をもって鑑賞できた。
母親のつらさを抱え込んでる感じはみていてつらかったので、 家族がいい方向に向かっていけてよかった。佐野さんもいいキャラだと思う。 自殺した主人公が記憶を失った状態で自分の体に戻るのだが、いつ記憶が戻るのか、というミステリー的な展開ではなく、さまざまな経験を経て自然と自分自身に戻っていく描写が良い。 ただ、エンドロールで流れる曲は「青空」より「僕が僕であるために」の方が あっていたのではないだろうかと思う。両方ともとても良い曲だが、「青空」は 差別に満ち溢れたこの場所から、差別のない場所へ思いをはせるような イメージで悲壮感を感じるが、「僕が僕であるために」はこの場所で 生きていく決意を感じる。この映画のラストの感情は後者の方が近いと思う。 【めっく】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-09-24 10:35:13)
めっく さんの 最近のクチコミ・感想
|