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15歳のときに見たんです。主人公の暴力、行動すべてに吐き気を感じるほど嫌悪感を持ち、大ッ嫌いになった映画でした。唯一、女性の裸について回る黒丸がコミカルな動きで印象的で、自分が女性としてそのおかしさに屈辱的に感じながらも、しばらく自分の中で黒丸が流行りました。(後で聞いた話で、真相は定かではないんですが、この黒丸は日本の映倫の基準に不満を持ったキューブリックが自身で付け加えたものとのこと。どうりで、ぶるぶる震えたり、女性の動きに遅れてハラハラさせられたり、黒丸自体がコメディになっていました)
「アイズ・ワイド・シャット」を30過ぎて見て、キューブリック監督の素晴らしさに初めて気づきました。そして時計じかけのオレンジをDVDで見直したんです。嫌悪感はなくなりコメディかとさえ思える自分の感情の変化の不思議。良かったです。けど、やっぱこんな人間はいて欲しくないって気持ちは今もおんなじ。映画の中だから許せるだけ。そうそう、DVDには黒丸がありませんでした。すごく残念でした。あと、劇場で見たシーンでは病院で正気に戻ったアレックスのアップで終わったけどDVDでは観客付のセックスシーンで終わりました。いろいろ違いますね。 【kithy】さん 8点(2003-12-12 12:11:36)
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