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《ネタバレ》 【人妻だってつらいんだよ あけみ篇。マドンナは十五年ぶり二度目の登場:栗原小巻さん。】
■ 港に一人ポツンと取り残されたあけみの姿とその設定(笑)、その後ほったらかしの放置状態だったくせして東京へ帰ると言い出したあけみに困った様子の寅の姿がおかしい。その後、寅次郎が島から帰りたくないという理由を一発当てしてしまった満男はすごい、彼こそ出演者のフリしたうちら視聴者の代表なんじゃないかとさえ思えてしまった。(寅のやることなすこと全てお見通し ^^) ■ あけみに関して言えば、島で優しかった青年を傷つけたことにすごく悲しんでいました。そして無理やり一緒に連れて帰ってきた寅次郎の発熱的な落胆ぶりに自分のせいだと決め込みすごく後悔していました。気の毒とはいえ、その人情発揮ぶりには単に旦那に寄り添い尽くす事さえ出来ないダメな人妻キャラ程度に終わるというわけではなく、この寅劇場にとてもよく馴染んだ良いキャラ追加になっていたと思えました。今のところ美保純に不満は一個も無い。 ■ 最後に、ラストシーンで寅がやってた露店商、その前で白黒タテジマ帽子を被った子供ら二人が並んで虎の置物眺めてましたよね。 そうこれは1985年の作品、時代を反映、我が(我が?)我が阪神タイガースが優勝の年の作品なんです。良い時代の良い作品、大甘採点となってしまいましょうが仕方がない。でもどうせなら今回この作品、21年ぶりに熱く燃える大阪に寅を飛ばして道頓堀より愛をこめてとやってほしかった気がしたんだが、はい、わがままは承知で言ってます。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-06-30 21:16:05)(良:1票)
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