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《ネタバレ》 兄弟の絆や確執以前に、智恵子の死を悲しむ者がいなくみえた事がすごく恐ろしい。家族ぐるみで付き合ってたうら若き乙女が一人急死したっていうのに、しかもタケルからしたら昨日抱き合い、その肌の温もりさえ残っている女。稔からすれば、ずっと思いを寄せていた女。智恵子の母親の冷め加減に至ってはもう論外だ。人一人の死を軽く扱ってたようにも見えなくなかった 殺人か事故死かって事より もっと悲しみがあってよいはずだったとか思ってしまう そのあたりがどうにも不自然だった。振り返ってみれば、例の吊り橋からの落下直後にしても彼らは救助に向かう姿勢など一個もなかったし。だから、繰り返して言ってみますが、タケルにしても稔にしても幼馴染みの彼女に対して愛情とか心配が無さ過ぎて ろくでもない兄弟に思えてしまった そんな成り行きからして兄弟愛など第三者からみて虚しい限りであった。だからと言ってコレ酷評したいのか と言えばそんな気さらさら無い。深く入り込める話だった だから、好きなのか嫌いなのかって そうね だから心はゆれる。
【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-12-25 00:06:41)(良:2票)
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