たまの映画 の 3737 さんのクチコミ・感想

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たまの映画 の 3737 さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 たまの映画
製作国
上映時間111分
劇場公開日 2010-12-25
ジャンルドキュメンタリー,音楽もの
レビュー情報
《ネタバレ》 むかしあるところに「たま」というバンドがおりました。(という本編での出だし)からの~ 
1984年、それぞれ弾き語りをしていた 石川 知久 柳原の3人により「たま」結成。
1986年、瀧本加入 4人とも歌をつくり、自分の歌は自分で歌いました。
1989年、テレビ番組「三宅裕司のいかすバンド天国」に出演 その後、社会現象となる。
1990年、シングル「さよなら人類」でメジャーデビュー。
1990年、NHK紅白歌合戦 出演 日本レコード大賞 最優秀ロック・新人賞 受賞。
1995年、「さよなら人類」のボーカル柳原幼一郎 「たま」脱退。
2003年、石川 知久 瀧本 3人の「たま」解散。
2009年、4人ともそれぞれ音楽活動を続けている。
そしてこの映画は今2010年なんですが、

この映画は
今、誰も死んでいないし
今、再結成もしないし、
今、何周年というわけでもないバンド
ただ、かつて「たま」だった人たちが今に至った経緯と 2009年、7月から12月までの活動記録である。

という、冒頭に映し出されるベタなたま概要。だが、これが実にありがたかった。
先にこのたま概要を頭に刻まされた事により グーンと入りやすくなった たまの世界。

たかがたま されどたま
90年代初頭の一発屋のイメージでしかなかった たまについては正直興味がない。
だが、気になってしまった 今泉力哉監督の長編映画デビュー作ということで。

そして見始め見終わる たまの映画、でもこれ正確にはたまの映画というよりも たま解散後の映画というほうが正解に近くもある。なぜなら、たま最大のヒット曲『さよなら人類』は歌わないし、その絶頂期を迎えた頃の4人の映る映像だって一度も映らない。だが、それがたま解散後の3人の音楽活動と生き様を集中して見る事出来たという良き点へと誘ってくれていたかと思えます。しかしなぜ? たまって4人じゃなかったの? もう一人の人生は? とずっと思っていた疑問.. それがドキュメンタリーの終盤にしてようやくテロップとして明かされる《今回の映画制作にあたり柳原さんにも出演のオファーをさせていただいたがご出演いただけなかった。だが彼も別の世界で音楽活動を続けているとの説明。》この説明テロップのタイミングがもう、なんと言おうか 待ちに待って出て来たものであったので この瞬間において素敵スッキリ もやもやが晴れた瞬間を味わう事が出来 ドキュメンタリーとしてとても上手さを感じられました。

結果、
★まさか知久さんのあの声色とソロアコースティック曲がすごく良きで好き。(になる)
★瀧本さんの弾き語り曲がかなり良きで好き。(になる)
★パスカルズという知久と石川が参加するオーケストラバンドのあの楽曲 すごく良き。
★知久の仕事や音楽や生き方に対する姿勢、半年後のスケジュールは決めたくないという考えにすごく賛同。
★知久のオヤジが亡くなった時の少しユーモアを交えた話がすごく染み入った。
★3人の音楽家のその後の生計がひじょうに興味深かった。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-05-09 21:06:11)
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