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《ネタバレ》 例えば、1990年11月に日本で起きた新潟少女監禁事件では、当時9歳の少女を浚い、その後2000年1月まで計9年2ヶ月間も少女を自宅に監禁し続けたその男の刑は、15年の求刑に対して懲役14年という結果でありました。一人の少女の半人生を奪った、とても同じ人間のやる事だと思えない卑劣極まりないそんな犯罪に、日本という国はこんな男に対してこんなにも浅い刑で済ますのかという、その結末を知れば知るほど腹が立ち、やるせない思いでいっぱいとなるそんな事件がありました。
しかしです、アメリカでは遡ること約45年前。 ガール・イン・ザ・ボックス『箱の中の少女』 こちらです→ 1977年にアメリカで実際に起きた驚愕すぎる女子監禁事件として知られるこの題材、『キャメロン・フッカー事件』(←キャメロン・フッカーとは犯罪者の名前)なんですが、この男に対する刑は実刑で104年。 いいですか、104年ですよ。別に桁間違って言ってる訳ではないんですよ 間違いなく104年なんですよ。しかし、それは当然の納得、この男に対する罰はそれでも足らん。見れば分かります。 ただし、世間一般的な評価ではこれ、誰しもが胸糞映画だというコメントを発信されています。だから、それも当然の納得、見れば分かります。 唯一の救いとなるのは、その後彼女が死ぬ事なく生還出来ていた事を知らされた事。 そしてキチンとそれに見合った刑を下したアメリカの裁判所がとても頼もしく思えた事。 そこに本作品の存在意義を感じます。 尚、本作品は当事件の被害者であるコリーン・スタンさんという女性が認知されたものであるという事、そこにも本作品の存在意義を感じます。 作品の作りとしては、男側の彼女に対する奴隷扱いは相当なものであり、そこはやはりゲスで醜くひどいものなのですが、性的被害の部分は極力外してあります。そこは誰しもが賛成出来る部分であったと思えます。 【3737】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-31 19:35:05)
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