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「この映画をジャン・ピエール・レオーに捧げる」、トリュフォーの愛が満ち満ちている。トリュフォー自身が演じる擬似父親の葛藤は、小津の『生れてはみたけれど』の斉藤達雄演じる父親のそれとよく似ている。『生れては~』と違って本作品は完全にトリュフォーに感情移入するようにできているので、幼稚園児か小学生くらいの子供を持つ父親が見ると共感するところが多いのではないか。まだ二十歳にもなっていない僕にとっては、退屈こそしなかったものの『生れては~』に比べると訴えかけてくるものは弱かった。ただ、なんといおうがアルメンドロスの美しすぎるカメラは必見。
【藤村】さん 7点(2004-02-12 23:43:13)
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