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《ネタバレ》 随分昔にTVで見たのですが、その時は最後の明治天皇との謁見の場面が強烈に印象に残りました。で、最近レンタルでDVDがあったので借りてみたんですが、やはり自分が歳をとったのか、随分印象が変わりました。つまり、政治的手段である戦争と、それに巻き込まれる個人との対比を痛烈に感じました。政治的に見れば、ロシアとの講和の道も模索しながら開戦に踏み込まざるを得ない事情がある。しかし、それに参加せねばならない個人の悲惨さ、凄惨な戦場というものを見事に描いていると思います。様々な事情を抱えながらも戦わざるを得ない状況に追い込まれてしまうのは、今の我々からは想像もできない辛さがあったと思います。そうした先人の行いがあったればこそ、今の日本という国が維持されてもいるのだと思います。たとえ、その結果として、より大きなものと戦わなければならなくなったとしても・・・。
最後に、DVD版では流石に”五目飯”のシーンのセリフは変更になっていましたね。あそこも当時、相当に印象に残っていたので気づいてしまいました。 【しゃもん】さん 8点(2004-07-16 01:03:45)
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