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《ネタバレ》 自分はならないというのは保障されない話で、いつ自分が身体障害を負うか誰にも予期できません。
主人公は自殺まで計画しますが、小さな波紋が彼を勇気付け現実を受け入れて立ち直る過程を面白く、且つ感動的に描きました。 デンマーク人身障者の実話で、日々感じる劣等感や性機能の喪失などの描写も本人の希望だったそうです。 今まで感じることの無かった差別の中で合気道と出会い、心の平穏と豊かさを結実させるプロセスを真実味豊かに描写しています。 僕は脇役・ともさかりえがあまり好きでは無かったのですが、認識が一変しました。上手です。 コミックタッチな部分はありますが許せる範囲で仕上げられています。 途中から登場するG・リトリーバーの仔犬が太一のパートナーとして成犬に至る過程も微笑ましく、愛くるしいショットが多数織り込まれてます。 石橋凌演じる合気道師範代は、大変頼り甲斐があり野に眠る達人の存在感や人間愛に溢れています。 【白狼】さん 7点(2004-06-03 18:55:18)(良:1票)
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