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《ネタバレ》 まったく予備知識なく観た。「涙とともに飯を食ったことのない奴に、人生の本当の味はわからない」とはいうが、晴夫の惨めな自分の人生を想うとき「生きていくだけで 辛れえなぁ」の独白は琴線に触れた。親に愛されていなかった、という自身の記憶をたどるように、タイムスリップ後にその真相が解き明かされていく。その過程で両親が自分のことをいかに愛していたか、大事に思っていてくれたかを知った晴夫。現在に戻った後、表明上は何も変わったことはないように見せつつも、確実に彼の人生に変化が訪れるであろうこと示唆して終わる演出は自分好みだ。まぁラストの親父の登場には笑ったが。それにしても、劇団ひとり、主演の大泉洋の言を借りれば「嫌な奴だけど本当に才能だけは有るので困ってしまう」とのことだが、今後の作品にも期待したい。
【kainy】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-03-31 09:35:54)
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