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去年劇場で観た映画のほとんどにこの作品の予告があった。ニッポンの歴史と名優を引き立て役にした、トムクルーズの自己満アイドル映画だろうとバカにしていた。ところがどうだ!トムクルーズはストーリーテラーに過ぎない。クラスで言うと書記だ。殺陣もスローにしてくれたり、合戦の戦術も細かく描いてくれたり、時代劇ビギナーでも十分わかりやすい仕上がり(アメリカ人だから当然か)。トムと小雪の絡みは不要だった(あってもいいけどあれはやりすぎだ)けれども、彼がいなければこんな莫大な予算でニッポンバンザイ映画を撮ることもなかったのだからあれくらいの華は持たせてあげても良いだろう。たとえ予算があっても、マゾ気質な日本人には自国の歴史をここまで美化することはできない。たとえまったく同じものを日本人が作れたとしても、観客も遠慮してしまって素直に楽しめなかっただろう。ありがとうアメリカ。感謝の意を込めて満点を捧げます。
【ぽめ】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-02-23 01:47:38)(良:1票)
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