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何の予備知識もなかったので、あのポスターに騙されました。このような題材の映画だとは思ってなかったです。この映画、庶民の生活が映し出されるあたり、初めは現実的なのかと思いきや、実はそうではない。だだの寓話です。現実的な話に見せかけた寓話です。ただ、寓話であるのに現実的に思わせるところは、やはり演技の力でしょう。最初、ほんまもんかと思ったもんね…。途中、「この映画ってアリなの?」と思い、何度も目をそらした。それも、私が映画に娯楽を求める傾向が強いからでしょう。だた、監督の言いたいことはよく伝わったと思う。映画館を出てからも、今の映画は何だったんだろうと考えさせられる作品でした。良くも悪くも、新たな手法の恋愛映画であると思うし、感動もそこそこ与え、観客に考えさせるテーマになっていると思います。娯楽作品としては失格だけど、映画としては及第点の作品ではないでしょうか?私にとっての救いは、たまたま1人で見に行ったことですね。これが、彼女と見に行ったとなると…。
【T橋.COM】さん 7点(2004-02-09 01:13:16)
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