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《ネタバレ》 この映画、はまる人ははまると思う。今なら、ありがちなオチ、ちゃちーオカルトものって見方もあるとは思いますが、僕は好きです。なんか、昔、観た時は、いまいちピンとこなかったんですが、なんか妙に頭に残ってて、改めて見直したら、この世界観にはまりました。ニューオーリンズの、ジメジメした雰囲気とブードゥーの怪しさが、たっぷり堪能でき、ミッキロークの演技が、これまたいい味出てます。やさぐれた探偵から最後の絶望感に落ちる表現は、デニーロのマフィアっぽい悪魔を相手に、一歩もひけをとりません。情事中に背中に落ちる雨漏りの多さ、それが血に変わる不気味さ、アパートの一室だけがクローズアップされる場面、ゆっくりまわる扇風機などが、徐々に観てるこっちの脇腹に効いてきます。これが見終わった後は、妙に納得がいったよーな、居心地がわるいよーな、絶望的なよーな、なんか微妙な感覚に陥れてくれます。なんか大人のオカルトだな~。 ちなみに、同じような悪魔の描き方に「ディアボロス」って映画があり、こっちはアルパチーノが悪魔を演じています。
【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-01 15:22:15)
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