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クローネンバーグときて この題名やからてっきり、ドログチュのバリバリのホラーを想像してたんやけど、全然違っててん。淡々としてて派手なアクションもなけりゃ、ドキドキするサスペンスもないねんけど、まさかね~、クローネンバーグの映画で自分がちょっと泣いてしまうとは。ただ、俺は、なんかねー、見終わった後、勇気みたいなもんをもらってん。覚悟を決める勇気かな。自分の明日を捨て誰にも理解されずとも自分の中の正義と使命を遂行しようとする男の姿を見せられると、こっちまで熱くなってくるわ。そら、彼の明日は絶望しかないから捨てる覚悟ができたかもしれんけどね。でも自分を見失わず静かに生きる主役を演じるクリストファー・ウォーケンの演技には惹きつけられるモノがある。もしあなたが、今、すんごい落ち込んでて、明日を変える勇気が欲しいと思ったら、クリストファー・ウォーケンに思いっきり感情移入しながら、この映画を観ることをオススメします。幸せを失った悲しい男の生き様に何かを変える覚悟みたいなもんを得られるかもしれへん。ほんで、ひょっとしたら、あなたのデッドゾーンも変わるかも。
【なにわ君】さん 10点(2004-11-13 23:47:26)(良:1票)
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