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もう今更観ても、目新しくないストーリー、そして特撮も古くさく、ありがちなオカルト映画ですが、しかし、最近観てなぜか結構おもろかった。なんでかわからんけど。とりあえず、まず映像が古臭くてちょっと汚いのがいい。70年代の映像には、オカルトものの香りを漂わせるゴシックな雰囲気がある。キレイな映像でこの感覚は出せない。そして役者。家族を失くして絶望を味わった男の哀愁が主役のおっちゃんからものすごく出てて物語に引き込まれる。家族を失くした男だからこそ、普通なら気持ち悪るがって逃げちゃう心霊現象にどっぷりはまっていき、愛を失くした男だからこそ、その真相に近づけば近づくほど何かをしなくてはいられなくなる、とゆう男の心理状態が、この役者の演技だからこそ、よく理解でき、また過去に悲劇を抱えた男と霊の関わりとゆう状況が非常に味わい深く感じる。そして心霊現象では降霊会のシーンが結構ゾクゾクきました。文字を乱雑に書くうつろな目の霊媒師、そしてその中で答えだけを力強く書き、それを読み上げる助手、このシーンが、なぜかすごくリアルな降霊会に思えて、こっちのテンションを十分引き上げてくれました。怖かったかと言えば、正直そんなにって思えるが、オカルト映画としては、そこそこ楽しめる映画でした。DVD化希望。
【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-19 16:52:28)
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