リプリー の フランシス=ライオネル さんのクチコミ・感想

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リプリー の フランシス=ライオネル さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 リプリー
製作国
上映時間140分
劇場公開日 2000-08-05
ジャンルドラマ,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 リプリーのホモセクシュアルが巧みに描かれている。ディッキーに「一緒に風呂に入りたい」という辺りは唐突に思うが、「君が愛しているのは僕だ!」と言い切るところで納得すると共に度肝を抜かれる。この時点で、「太陽がいっぱい」とは筋書き以外全く異なる映画であると思い知らされる。・・・今夜の放送ではカットされていたが、フレディの「覗きか?」列車でのディッキーの「気味悪い」ボートでの「退屈だ」という言葉(どの言葉も、執拗に繰り返される)など、性が陰湿であるリプリーへの、ネアカたちの生理的で根の深い軽蔑もよく描かれている。だから愛憎劇もすんなり飲み込むことが出来た。(愛憎が殺人の動機となっている点が、「太陽・・・」との根本的な違いだと思う。)また、殺人シーンもショッキングだ。ディッキーの死体に寄り添って、海をボートにて漂っているシーン。フレディを使徒の胸像でころしてしまうシーン。だが最も不気味なのはラストだ。リプリーのホモ的性質に注意して話を追っていくと、彼にとってピーターが如何に必要な男かがわかる。彼らの友情はそれを示すシーンこそ少ないが、ピーターが教会音楽の指揮を執りつつリプリーに微笑むシーンなどは、リプリーの美点を受け入れる友人が遂に登場したことを指している。秘密がリプリーを追いたて、ついにその友人をも殺すことになり・・・リプリーに乞われてピーターがひとつひとつ彼の美点を挙げていき、最後には「君を想うと胸がくるしくなる」と怪しい発言が飛び出て、一方のリプリーも泣きじゃくりつつ・・・首を絞める。怪しすぎる。
フランシス=ライオネルさん [映画館(字幕)] 8点(2004-07-18 05:12:05)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
2005-09-07スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇>7レビュー6.98点
スター・ウォーズ/クローン大戦 <TVM>7レビュー7.69点
スター・ウォーズ6レビュー8.08点
2005-09-06スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐8レビュー7.60点
2005-08-27ランド・オブ・ザ・デッド7レビュー6.05点
2005-08-16七年目の浮気6レビュー5.96点
2005-08-16スター・ウォーズ/帝国の逆襲9レビュー7.72点
2005-06-29宇宙戦争(2005)10レビュー5.89点
2005-06-06シルミド/SILMIDO3レビュー6.61点
2005-05-25エイリアンVS. プレデター5レビュー5.22点
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