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《ネタバレ》 「仁義なき戦い」で知られる笠原和夫が1964年に書いた脚本だが、東映京都撮影所の所長だった岡田茂が「結末が気に入らない」としてボツにしたと記事で見た。それが少し分かった気がする。多数の命を救うために少数(しかも大半は罪人)を犠牲にするのはやむを得ないかもしれない。溝口はよくやったのだろう。そこが理解できるからこそ、やり場のない虚しさが残る。よく出来た脚本と認めつつ、別のエンディングを望む自分もいるって感じかな。奥羽越列藩同盟の評価は自分の知識では語れないので省略。映像は大迫力だった。少し意地の悪い言い方をすればごちゃごちゃしていて騒々しい気もしたが、そもそも戦争とはそういうものか。仲野太賀が山田孝之に引けを取らずW主演の一角として立派にやり遂げたのはなんか嬉しい感じ。26年の大河ドラマが今から楽しみだ。玉木宏は鶴見中尉が浮かんできてどんなやばいことしでかすんだろうってヒヤヒヤしてたけど、あれは山縣だったな。いかんいかん。紅一点の鞘師、意外な発見で面白い。ナダル、出てきただけで笑うわ。興収伸び悩んでるのは残念だなあ。
【リーム555】さん [映画館(邦画)] 6点(2024-11-06 22:42:43)★《更新》★
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