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《ネタバレ》 どうもアメリカ万歳~な匂いがプンプンする映画で、イラク問題が噴出している時節柄かなり反米感情を感じる内容でしたが、もしこの映画の描写が全部真実だったとして考えるとどうなのか。勉強不足でこの映画の細かい背景は分かりませんが、確かにあれは民間人虐殺と取れる暴挙でした。でも果たして自分があの銃撃の嵐の中にあって部下や自分も死ぬ恐れのある状態で人道的な意識を保てるかと言われれば否ですね。大体子供連れてあんな銃撃している最中に狙撃者と一緒に居る、もしくは銃で攻撃している事もどうかと思える。自分はあの惨劇で可哀相だと思ったのは判断出来ないでそこに居させられた子供に対してだけですね…ま、あくまで内容が事実と考えればですが。法廷シーンは確かに詰めの甘さはありますが、トミー・リー・ジョーンズが好演していて、ナカナカ緊迫感のあるシーンでした。一見アメリカ的、ご都合的に見えるラストの敬礼シーンも、時が流れた上で悟れる、立場は違えどお互い軍人として部下を持つ上官として昇華された気持ちの現れなのかな?とも思いました(確かに気持ち的に難しい部分ですが)。色々考えさせられた映画です。
【ゆうしゃ】さん 6点(2004-05-07 12:44:47)
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