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《ネタバレ》 子どもが見たいというので、あまり期待しないまま、つきあいで鑑賞。こうゆうときに思わぬ良作にめぐりあったときの幸せ。昔「シュレック2」のおまけで歌唱コンテストもののパロディやってたことがあったけど、なんとなく先が読めるというか、SNSで流れてくる海外番組のシーンの寄せ集めみたいなのを想像してました。しかし、予想に反して、キャラクター設定やシーンの構築が丁寧で、ベタでわかりやすい展開なれど、しっかりはまることができました。そして、なんといっても魅力は音楽! ラストのライブシーンは、テイラー・スウィフトから始まって、エルトン・ジョン、シナトラ、そして最後はスティーヴィー・ワンダー! 歌詞も上手に絡めた選曲は見事だし、その合間に入るアッシュのオリジナル曲もすごくよかった。最初と最後のジェニファー・ハドソンの貫禄もさすが、という感じ。期待値ゼロでこれだけ楽しませてくれれば大満足です。ただ、細かい点では、バスター・ムーンが賞金絡みのウソで失った信頼の取り戻し方が物語のキモになると思ったので、そこがあっさり解決しすぎててやや拍子抜け。個々のキャラの問題も、ちゃんと向きあって乗り越えてるのか微妙なまま、歌の力で押し切ってしまった感がありあり。そもそも動物キャラであることの意味もあまり感じられず、『ズートピア』以後の作品としては物足りなさも。あくまで期待しすぎないのが、この映画を楽しむコツかと思います。
【ころりさん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2017-07-14 14:17:03)
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