| 作品情報
レビュー情報
ビルの最上階での会話とラストの動物園での息子への説教などなど、良いストーリー、良い映画であることは間違いない。ダスティ・ホフマンも好演している。だが、残念ながらバーニーも含めて印象的な人物はほとんど出てこなかったのではないか。マスヒステリーを描いた映画だから仕方かもしれないが、出てくる人全員、甘ったるい夢を見ていて鬱陶しいのである。唯一騙されていない主役のバーニーの役目は大衆に振り回されることである。そんなわけでいちばん印象に残ったのは女性キャスターの上司のおっさんである。女性キャスターに言った「君は甘っちょろいロマンチストだ。だから大衆に好かれる」という台詞は、騒動の仕掛け人でマスコミ社会の権力者らしい凄みがあって、とてもいい。それにしても元ネタがあったんですね、これ。
【h.】さん 6点(2004-03-24 10:06:27)
h. さんの 最近のクチコミ・感想
|