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《ネタバレ》 改めてこの映画を見直したら、素晴らしいストーリーだと思う。特にラスト・シークエンス。よくよく考えてみると、この部分には生きている人間が一人として登場していないのだ。いるのはロボットとクローンだけ。一人として人類がいないのに、そこでは人類にとって最も原初的で本能的な感情、つまり母親に対する幼児の想いが成就される様を描いている。そういった意味では「市民ケーン」を連想した。またその願いが実現される助けをするのが人間でなく、人間が造った熊のロボットだというのが皮肉だ。つまり現実の世界では、その欲求は叶えられることはないという意味なのか?
【元】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-07 02:13:19)
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