ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q の ザ・チャンバラ さんのクチコミ・感想

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q の ザ・チャンバラ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
製作国
上映時間95分
劇場公開日 2012-11-17
ジャンルアクション,SF,アニメ,シリーズもの,青春もの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 『破』の衝撃のラストから3年もお預けを喰った末の『Q』です。この3年でパンパンに膨らんだ期待を胸に映画館へと足を運んだのですが、その期待に応えるだけのものを出してきたスタッフのみなさんの手腕と才能には恐れ入りました。作品としての完成度も然ることながら、思わぬ形で観客を驚かせるというイベント作りにも長けているのです。本作はネタが割れると楽しみが半減してしまう作品でもあり、初日に鑑賞できた私は幸運でした。。。
【注!ここからネタバレします】
97年の旧劇場版は当初、春に25話と26話のリメイクを、夏に完全新作をという触れ込みとなっていました。しかし製作スケジュールの遅れによって例の形に落ち着いたわけですが、それから15年を経過した現在になって、あの夏に観るはずだった完全新作を目にすることになるとは思ってもみませんでした。リアルタイムでエヴァを鑑賞してきた私のような人間にとって、本作は悲願とも言える内容となっているのです。この点に目をつけてきた庵野氏の鋭さには恐れ入りました。。。
これまでは無理矢理エヴァに乗せられてきたシンジが、今回は「乗るな、何もするな」と冷たく突き放される。このつかみの時点で心を持っていかれました。ネルフは分裂し、エヴァvsエヴァの戦争が開始されるという構図には血が沸いたし、音楽と渾然一体となった素晴らしいアクションの数々には目を奪われました。ハリウッド大作でもここまで見せるものは少なく、エヴァは世界レベルでも最先端を行く娯楽作であることを再認識させられました。ただし問題もあります。【ロカホリ】さんが指摘されている通りドラマ部分が前作『破』と整合していないし、ネルフとヴィレ以外の人類の姿がまったく描かれていないため、彼らが一体何を守りたくて戦っているのかという点もわかりづらくなっています。しかし、それらは些細な問題だと感じさせられてしまうほど、この『Q』には圧倒的なパワーがあったこともまた事実。上記の問題点については完結編を観るまで保留とさせていただき、今回は高評価を下したいと思います。
ザ・チャンバラさん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-18 01:24:09)(良:2票)
ザ・チャンバラ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-07-30IT イット “それ”が見えたら、終わり。5レビュー5.60点
2018-07-17オールウェイズ4レビュー6.46点
2018-07-09黒い家(1999)7レビュー4.31点
2018-07-09ストリート・オブ・ファイヤー4レビュー7.43点
2018-07-04復讐するは我にあり7レビュー6.67点
2018-06-26愛と死の間で3レビュー4.85点
2018-06-26スイッチバック4レビュー6.00点
2018-06-22ゴースト/ニューヨークの幻8レビュー7.02点
2018-06-22ビバリーヒルズ・コップ26レビュー6.23点
2018-06-18危険な情事7レビュー6.47点
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