プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 の ザ・チャンバラ さんのクチコミ・感想

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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 の ザ・チャンバラ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
製作国
上映時間141分
劇場公開日 2013-05-25
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの
レビュー情報
『ブルーバレンタイン』の監督によるクライムドラマですが、丁寧な映画作りは相変わらずです。本作で提示されるのは、人間とは善と悪の間を行ったり来たりしながら生きているのだというひとつの真理。第1部の主人公・ルークは、自分が感知せぬ場所で生まれた息子を見捨てることができず、現在の生活のすべてを捨てて元カノと息子の元に向かうのですが、当の元カノはとっくに新しい恋人を作り、義父を含めた親子3人で仲良く暮らしていました。その後、ルークは悪質なストーカーと化すのですが、それでも観客はルークに感情移入し、彼の心理や行動を肯定したい気持ちにさせられます。やっていることは最低だが、当初の目的は美しく崇高だったではないかと。このあたりの感情の持っていき方のうまさには感心させられました。もしくは、第2部の主人公・エイヴリー。身内の不正に我慢できず行動を起こした正義の人だったが、この一件を自身のキャリアアップに利用しようと画策した瞬間から、狡猾な悪魔になってしまう。善とも悪とも割り切れない人間の業の深さが、見事にドラマ化されています。。。
豪華キャストの中でも、ルークを演じるライアン・ゴズリングのカリスマ性には目を奪われました。本作の登場人物の中で、もっともダメな人間はルークなのですが(ストーカーになる→復縁のための金が欲しくて強盗する→犯罪のスリルに飲まれて自滅する)、彼こそが作品中もっとも光っているという点に、ゴズリングの威光を感じさせられました。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2014-04-08 00:12:55)
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投稿日付邦題コメント平均点
2018-07-30IT イット “それ”が見えたら、終わり。5レビュー5.58点
2018-07-17オールウェイズ4レビュー6.46点
2018-07-09黒い家(1999)7レビュー4.31点
2018-07-09ストリート・オブ・ファイヤー4レビュー7.39点
2018-07-04復讐するは我にあり7レビュー6.67点
2018-06-26愛と死の間で3レビュー4.85点
2018-06-26スイッチバック4レビュー6.00点
2018-06-22ゴースト/ニューヨークの幻8レビュー7.02点
2018-06-22ビバリーヒルズ・コップ26レビュー6.23点
2018-06-18危険な情事7レビュー6.47点
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