レイニーデイ・イン・ニューヨーク の とらや さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > レ行
 > レイニーデイ・イン・ニューヨーク
 > とらやさんのレビュー
レイニーデイ・イン・ニューヨーク の とらや さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 レイニーデイ・イン・ニューヨーク
製作国
上映時間92分
劇場公開日 2020-07-03
ジャンルラブストーリー,コメディ
レビュー情報
ティモシー・シャラメとエル・ファニング演じる大学生カップルのお話なんですが、
2人が一緒にいるのは冒頭と最後のごく短時間。すぐに2人をNYでバラバラにし、それぞれの身に起こる騒動をテンポよく描く。
NYを舞台にアレンらしい空気、アレンらしい作品の色、アレンらしいテンポ、アレンらしい登場人物とNYのガヤガヤ感。
アレンファンには十分に楽しめる作品に仕上がっていると思います。
ちょっと神経質でスランプに悩める映画監督。妻の浮気に振り回される脚本家。
NYで離ればなれになった恋人となかなか合流できずやきもきする少々理屈っぽい大学生。
アレン自身が映画に出なくなってからも、多くの作品で彼の分身というべき登場人物が登場しましたが、
本作はそれぞれの年齢の時にアレン自身が演じていたら楽しかっただろうなと思える、冴えない男が一杯出てきます。
エル・ファニングがNYで絡む映画関係者を監督→脚本家→今を時めく人気俳優とテンポよく変えていく。
相変わらず誰もがよく喋ります。相変わらずのユダヤネタも登場します。小気味いい、アレンらしい脚本が楽しい。
「僕はNYに残る。君は帰れ。僕には排気ガスが必要だ。」主人公カップルのカレの彼女への最後の台詞。アレンらしい一言です。
彼に若かりし頃の自分を投影させていたのかな。
もう80代半ばのアレンの衰えることのない創作意欲、感性の若さには驚かされます。
しかし彼は今非常に厳しい状況にあり、年齢を考えるとこの先彼が再び映画を撮ることが出来るのかは不透明な状況です。
本作は本国アメリカでは未公開となっており、復帰はそう容易では無いのかもしれません。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2020-12-22 20:47:36)(良:1票)
とらや さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-26地平線から来た男6レビュー5.77点
2024-04-15ティル・デス7レビュー6.00点
2024-04-01すべてが変わった日7レビュー6.66点
2024-03-18野獣暁に死す5レビュー4.91点
2024-03-18海上48hours-悪夢のバカンス-6レビュー5.25点
2024-02-20ディープ・ブルー24レビュー4.75点
2024-02-16誇り高き男7レビュー6.25点
2024-02-10デッド・ドント・ダイ5レビュー4.75点
2024-01-30シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声7レビュー7.00点
2024-01-16ゲットバック6レビュー5.16点
レイニーデイ・イン・ニューヨークのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS