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「陽気で悲惨な青春映画」というコピーにはなるほどなと思った。主人公達のドラッグ生活は確かに悲惨そのものだが、あっけらかんとしていて、どことなくハッピーにも見える。多くのドラッグ中毒者達は案外こうなのではないかと思った。彼らは現在に閉塞感はあっても、それほどの切実さは感じてないんだと思う。例えばレントンはドラッグ断ちのために食料やら簡易トイレやらを用意したあげく、閉じこもりに失敗する。でも、「また禁煙に失敗しちゃった。」くらいの気持ちしかなさそうだった。自分の意識しないところから、転落って始まるんだと思う。どんなに絶望してもドラッグだけはやるまいと思った一本だった。
【とんぼい】さん 8点(2004-08-27 16:25:22)
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