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《ネタバレ》 圧倒的な破壊、被災する都市、そして無数の犠牲者達…。乙女達の歌う平和への祈りの曲をバックに写し出される瓦礫の山となった東京の姿…。これはマジで「戦争映画」そのものでしたね。その「悲惨さ」と「恐怖」を見事に表現した、あまりにも有名な伊福部昭さんの音楽も神レベルです。その後に続く「ゴジラシリーズ」との大きな違いは、ゴジラに「殺される」人間達の姿がリアルに描かれていたことだと確信(逃げ遅れた母子のシーンがキツすぎる…)。
一方で、どうにもテンポが悪すぎて(現代の観客には)かったるく見えたドラマパート(恋愛成分)ですが、平田昭彦氏演じた芹沢博士が超カッケー!超クール!なのに免じて許してあげましょう。(俺は芹沢さんが恵美子にオキシジェンデストロイヤーの事を教えたのは「バレるのを無意識に望んでいたから」ではないか…とも妄想しましたがどうでしょう?自分が悪魔の発明をしてしまった事に対しての「自分なりの落とし前の付け方」として、想いを寄せる恵美子に背中を押してもらいたかったのでは…な~んて。まぁ、あくまでも妄想ですが…) また、スピルバーグは『ジュラシックパーク』『宇宙戦争』等でかなり忠実に『ゴジラ』を引用していたんだな、と改めて実感。 ※ちなみに鑑賞環境を「映画館」にしましたが、実は地元の東宝系老舗映画館が先日閉館する際「サヨナラ特別上映」として何本か上映したうちの一本が『ゴジラ』だったんですよ!これが初見だった俺には、なんとも贅沢な体験でした! 【幻覚@蛇プニョ】さん [映画館(邦画)] 9点(2010-08-31 14:28:52)(良:1票)
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