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《ネタバレ》 【血を吸うシリーズ】最終章。前2作が正調ゴシックホラーの雰囲気だったのが一転して、ずいぶんモダンホラーっぽくなったなぁと思ったのですが、『エクソシスト』を通過しての制作だったと知ればなるほどというカンジ。山本迪夫監督も『太陽にほえろ』を撮ったりした後の作品と聞けば、終盤がとんでもないバトルアクションだったのも分かる気がするのです。そして特筆すべきが今回、吸血鬼の岸田森に対するのが、黒沢年男と田中邦衛!ザ・ハングマン&黒板五郎!これにはさすがのドラキュラ岸田森も分が悪い!(なんのこっちゃ)
あと個人的にすごく気になったのが、やたらにビーチクが画面に出てきたコト。思わず「♪時には娼婦のように~」って口ずさんでしまいそうでした!まぁ、そういう時代感だったのかなぁ。 それと佐々木勝彦が演じていた、女子学生に蛇蝎のごとく嫌われている【ボードレール陰キャ野郎】は怖がらせようとしているのか笑わせようとしているのか謎すぎて最高でした!後半のバトルでは顔芸が炸裂!←おいおい(汗) 顔芸といえば、怪人枠(しつこい)二見忠男さんはシリーズ皆勤賞でしたね。序盤のワンポイントでしたが「出た出た!」と俺的にテンションあがりました! ラスト「よっ!岸田屋!」と声掛けしたくなるような突然の歌舞伎感。それまでのワイルドなヴァンパイア芝居からの悲哀に満ちた最期には妙に合っていたような気もして。これはこれでアリでしょう。溶けてゆく表現もグロ美しくて良かったです。 と、いうワケで…ホラー好きとしての基礎教養【血を吸うシリーズ】、これにて履修終了!!! 【幻覚@蛇プニョ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-05-05 14:44:36)(笑:1票)
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