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《ネタバレ》 デレクの本当の戦いはこの映画の終わった後からなんじゃないでしょうか。刑務所のなかで、有色人種対白色人種という集団対集団の関係から、気のいい黒人と一対一の関係で話すうちに、自分の愚かさに気付くというエピソードは嫌いじゃない。でも話はそこからでしょ!デレクはまだ自分の冒した罪を償いきっていない。むしろ組織から脱退することで、問題から逃げているように見える。ラストで弟が撃たれることで、差別問題の一筋縄ではいかない感じを表したかったのだろうが、その問題を観客に丸投げしちゃってる。さぁどーしよーかねぇ、がんばってね、と言われた感じ。どうせなら刑務所の中で、今まで長い間かたくなに崩さなかった自分の考えを変えていくことの難しさとその葛藤をもっと掘り下げた方がよかったんじゃないかと思う。話してるうちに、「意外にいいやつじゃん」みたいな感じでさらっと考え改まっちゃうのも、どうなのよ?差別問題の問題提起だけの映画を作るのってもう古いんじゃない?先進もうよ。エドワード・ノートンの存在感を評価しても5点。ダニーはエドワード・ファーロングだったのね・・・・・。こいつもキャラが変わらんな・・・・。
【spectacles】さん 5点(2004-09-04 08:11:58)(良:1票)
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