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自分も[黒猫クロマティ]さんと同じようなことを考えてました(笑)それぐらいに高峰秀子の純粋っぷりが微笑ましいのですが、それにしても意地悪な終わり方ですねえ!そんな憶測もしてみたくなるというもんです。でも何も知らない高峰秀子と藤原釜足に対して、真相を知ってしまった観客側は彼女の一回きりのガイドを真剣に、そして悲しみをもって(大げさですが)聞くに違いなく、歌を歌い続ける女学生に苦笑するしかないのです。この、まるで監督との共犯関係みたいな状態に、それこそ恥ずかしいのですがラムネの甘酸っぱさを感じてしまいました。ラムネと氷ラムネと氷、ラムネと氷。この映画はまさにこれに尽きます。小品ながらも、イジワルジイサンこと成瀬巳喜男の面目躍如といった感じ、ここから成瀬=高峰の躍進が始まったのだと思うとワクワクします。
【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-08-29 02:13:22)
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