或る夜の出来事 の Qfwfq さんのクチコミ・感想

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或る夜の出来事 の Qfwfq さんのクチコミ・感想
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登場人物は皆思い込みが激しい。彼らはキャプラのあやつり人形となりアンジャッシュのコント(例えが悪くて恐縮ですが・・・)のようにカン違いの渦を広げていく。見ているこっちはじれったいが面白くて仕方がない。すれ違うときこそ彼らはそのキャラクターを発揮するからだ。くっつきそうになれば当然ジャマが入る。これは完全な古典だ。古典は古い、当たり前だ。だが、古典は揺るがない。気がつくと見ているこっちがキャプラにあやつられていた。「素晴らしき哉、人生!」は正直見ていて疲れた。大団円のラストは必然としても、映画が内側から「そうでなければならない!」と、エネルギーを発散し過ぎているようで目が当てられなかったから。「或る夜の出来事」にはそんな力みが一切ない。これぞキャプラの様式美。バスの合唱シーンは最高ですな。
Qfwfqさん 9点(2005-03-15 21:57:00)(良:1票)
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投稿日付邦題コメント平均点
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2008-04-10ノーカントリー7レビュー6.41点
2008-01-10恐怖分子10レビュー7.16点
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2007-09-20ロストロポーヴィチ 人生の祭典9レビュー6.40点
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