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僕はこの作品を観て、真っ先に「広告の打ち方がそーとー間違ってるな」と思った。老若男女みんなが観るべき作品ではないですよ。本来は単館でこっそり観るべきC級作品です。趣向が合う人が観ればよい作品なのに、下手にネームバリューがある作家や俳優が参加している為に、話しがデカくなってしまった悲劇です。当然、物語的カタルシスや巧みなアクション映像、ストーリーテリングに基づいたリアルな描写、なんかを楽しみにしていた"一般娯楽映画対象"のお客様は「なんじゃこりゃ!?」となるでしょう。タランティーノの作品の多くは、"一般"のお客様は絶対に楽しめるはずがないのです。この作品を評価するのは、千葉のアップが映っただけで10点献上、デヴィッド・キャラダインが出てきただけで10点献上、梶芽衣子の「怨み節」が聴けただけで10点献上、な"銀幕バカ""映画ヲタク"な人達がほとんどだと思います。「ジャッキー・ブラウン」なんかもそうですよね。そしてタランティーノ作品の評価はそれでいいと思っています。極端かも知れませんが、SM趣味ではない人がSM映像を観てもつまらないのと似ています。ですから、ここでみなさんがつける点数が低いのは、ある意味"当たり前"ですよね。映画マニア/ヲタクというのは、どうしたってマイノリティですからね。だからこれから観ようと思っている人に忠告しとくと、やめといたほうがいいよ、という事です。
【takeseagull】さん 6点(2004-11-15 01:14:44)(良:2票)
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