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《ネタバレ》 この手の映画ってリュックベッソンの「アトランティス」を観てたので、それと対比するスタンスで観てしまった。俺様ちゃん的感想ではモノ凄いなーと思った。
アトランティスでは人為的な映像も多かった…海のものだけじゃなく水族館で撮ったんじゃないかなーと思えたり。 でも、コレは凄かった。 全ての構図が素晴らしいくらいにハマってたし。 海が好きな人間にとっては「変な知ったかぶり」とか「偏見」がなかったら素直に凄いと思えるんじゃないだろうか? 松本人志がシネマ坊主で「どんなCGも大自然には勝てない」って言ってたけど「現時点で」って意味じゃ凄く納得した。 CGを創るクリエイターが、こういった自然の理を体感し、勉強する事でこれらの広大な場面もそのうちに作り上げてくれると信じたい…と感じた。 個人的に嫌だなーと思った点は2つ。 1つ目は「深海のシーンで調査艇が出たこと」コレは出して欲しくなかった。 あんだけ凄い「神の視点」アングルで撮影してたのに勿体無かった。 2つ目は「鯨の生息数」の問題をラストに持ってきたところ。 これは自分がヒネテるせいかもしれないけど、この大自然の映画の前で「政治」を匂わせる奇麗事はあまり言って欲しくないと思ったのだ。 捕鯨問題については日本にも言い分があるから、どの角度から見ても「悪」と断罪できるもんじゃない限り、作品に入れると卑怯な感じがしてしまう。 ま、色々書いたけど美しい画の集合体であるのは間違いない。 【映画の奴隷】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-29 00:43:27)
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