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この原作・映画とも正直言って若年層には全く理解できないシチュエーションである。中年の悲哀を知る人だけが、この世界を理解できるのであり、それ以外の人がこの映画の見たとしたらつまらない映画・共感できない映画と言わざるを得ない。逆にそういう人はこのシチュエーションを語ってはいけない。
じゃあ、映画としてこの作品はどうか?退屈である。淡々と2人の関係、周辺の状況が描かれるので、見せ場・話題はベッドシーンと言われるのであろう。もっともっと人物像を掘り下げた作品とした方が作品としてもよくなったのでは?でも、役所、黒木その他の役者の演技はやはり上手で、そこが救いか? 「Shall We Dance?」もシチュエーションは全く同じで、中年の悲哀の中で見つけたものがたまたまダンスだったという事なのであるが、あれは対象セグメントを中年以外へ広げるため、コミカルな味付けがされ大成功ている。 そもそもこれは対象セグメントを絞った作品なのであるから、もっと何かにフォーカスした方が良かったのでは?と惜しい気がしてしまう。個人的にはR指定なのに中途半端なベッドシーンが面白くなかった。 演技は上手いので5点献上。 【zackey】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2005-11-05 10:13:41)
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