最前線物語 の stroheim さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > サ行
 > 最前線物語
 > stroheimさんのレビュー
最前線物語 の stroheim さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 最前線物語
製作国
上映時間113分
劇場公開日 1981-01-31
ジャンルドラマ,戦争もの
レビュー情報
《ネタバレ》 北アフリカ、イタリア、イギリス、ベルギー・・・各地で行われる諸作戦、その最前線を、ただ見せつける。作戦の背景や目的は明かされず、語られず、ただ生きるために殺し、殺されないために生きる。戦争下において殺しとは生活の営みである。花で飾られたヘルメット、棺桶を喜ぶ少年、分娩を手伝う四銃士とそれを見守るドイツ兵、一時の幸せを感じ軍曹の肩で息絶える少年。それらと同列にみなされる殺しという営み。時を刻み続ける死体の時計がその現実を突きつける。 リアリズム、センチメンタリズム、ヒューマニズム、ペシミズム、そんなものよりも映画は時としてこうした雑多なファンタジーにこそ詩情のごとき個性を与える。紛れもなく映画らしい映画。映画の力を得た映画である。
stroheimさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-29 02:28:11)
stroheim さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2008-02-07気狂いピエロ10レビュー6.43点
ロゼッタ3レビュー6.03点
イタリア旅行10レビュー5.50点
悦楽共犯者4レビュー8.18点
父/パードレ・パドローネ8レビュー6.81点
イントレランス9レビュー7.55点
チャイナタウン10レビュー7.03点
ワン・プラス・ワン7レビュー5.59点
はなればなれに8レビュー7.69点
晩春10レビュー7.71点
最前線物語のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS